小学校3年生になると、学校の授業で国語辞典を使います。
小学生の内に覚えたい単語は7700語程度。
しかし、一般的な小学国語辞典には、4万語以上収録されていることが多いです。
その差は5倍ほど !
それを減らすための配慮があるようです。
そのため、小学生には少々難しい単語も収録されており、
学力的に少し欲張った内容となっています。
本人が言葉を覚えるのが好きだったり、
文字を読むのが得意な場合はそれでも大丈夫だと思います。
しかし、
これくらい知っておいた方がいいのかな?
字がいっぱい
難しい言葉がたくさん(嫌だなぁ)
もし、言葉の習得に不安があったり、
文字を読むのがそれほど得意でない場合は、
ますは基本的な単語にしっかり親しむと良いと思います。
聞いたことがある言葉が多い
はじめての国語辞典シリーズは、収録単語数が1万語程度。
概ね小学生で覚えたい単語で構成されていると思われます。
背伸びし過ぎると疲れてしまうので、
子供の状態に合わせた辞典を選んであげましょう。
発達障害児向け国語辞典の大事なポイント
探しやすい
見出しが説明と違う色で、コントラストが大きいと
単語だけを目で追いやすくなり、探しやすいです。
更に、ユニバーサルデザインフォントが使用されていると、
文字の判別がしやすくなるため、目的の単語を見つけやすいです。
また、紙面が字で埋め尽くされていると圧倒されてしまい、
脳がストレスを感じやすいです。適度に空白があると良いですよ。
小学館 はじめての国語辞典
とても見やすくて親も気に入っている辞典です。
欠点を挙げるなら、左右の小人たちはもう少し控えめなデザインの方が
見やすかったかな?と思います。
見やすい
確かに見やすい



イラストが多い
特に自閉症の子供は、文字を読んでそれをイメージに置き換えるのが苦手なことが多いです。
説明が書いてあっても、そういうことね!と腑に落ちにくいです。
すべての単語にイラストがあれば最高なのですが、
1万語以上あるとなかなかそれも難しいため、
なるべく絵の多い物が理解を助けてくれると思います。
更に最初が肝心で、一度嫌だなと思ったことは
ストレス回避のために避けるようになる傾向があります。
最初はとっつきやすく、ちょっと楽しいかも?と思えそうな
物から始めると受け入れやすいですよ。
絵がたくさん
分かりやすくていい辞典だね !
ドラえもん はじめての国語辞典 第2版
上記の国語辞典のドラえもん版で、こちらの方が歴史が古いです。
違いはイラストにドラえもんが使われている事と、
ユニバーサルデザインフォントではないことだと思います。
ドラえもんのイラストの方が場面を理解しやすいように感じますので、
単語の見出しの探しやすさなどを考慮しつつ、
子供が「これはいいかも、便利かも」となりそうな物を選ぶと良いです。
やっぱり単語数が多い方がいい場合
はじめての国語辞典は親しみやすさに注力しているため、
どうしても収録単語数が少ないです。
結果的に調べたい単語が載っていないことが多くなり、
がっかりしてしまう機会もあると思います。
普段から児童書などをよく読むお子さんですと、
難しい言い回しに触れる機会も多いと思いますので
収録単語数が多くて、探しやすい国語辞典が良いでしょう。
娘は現在小学4年生で「はじめての国語辞典」を使っていますが、
もし「知りたい単語が載っていない」と言われることがあれば
こちらの辞典を購入しようかな?と思っています。
例解学習国語辞典 第十二版
一般的な小学国語辞典の収録語数(4万語以上)なので、調べたい単語が載っていないのは避けたい場合に良いと思います。
ユニバーサルデザインフォントではないですが、見出しと説明のコントラストが大きく、
単語だけを目で追って探しやすいです。







