筆箱の中身の写真

入学準備品のもはや代表である筆箱ですが、今は選択肢が多すぎて、選ぶのに疲れてしまいますよね。
でも、大丈夫。
ちょっと不器用だったり、 いつもと違うと不安になったり、目に入ったものに興味が移ってしまったり…。

発達障害児の特性に合わせた筆箱を選ぶとなれば、条件が付くので探すのがぐっと楽になります。
子供も、学校でのつまづきが減って、学校生活がぐっと楽になりますよ。

 お急ぎの方は、太文字の個所をどうぞ。

発達障害児向け筆箱の大事なポイント

箱型(探しやすく、キャップが要らない)

小学校入学時に、学校から箱型の筆入れを薦められることが多いと思います。
これは、中身が一目で把握出来るので目的の物を探しやすいのと、
余計なものが入らないようになっているので、勉強に集中できるからです。

まま子

合理的ですね

そして、実はキャップが要らないメリットが大きいのではないか?と思っています。
キャップがあると取り出しに手間取るだけでなく、キャップを指にはめたり
ボーリングのピンにしたり、キャップ遊びの可能性は無限大です。

遊びたい気持ちを抑えて、目の前の勉強に取り組むのはしんどいですので、
余計なものは極力入れないことが、親に出来る手助けの一つかなと思います。

実際に我が家では、春休みの宿題を何とか終わらせようとしている時に、
指にキャップをはめて、目の前の問題から目を逸らしているのを目撃しました。

ぽめ子

見て見てー

まま子

どうしたの?
(宿題じゃなくて指のキャップ!?)

クツワ 筆箱 はねカル(1ドア)

クツワ 筆箱 はねカル ミニ(1ドア)

1ドア(ひっくり返さなくていい)

2ドアタイプの筆箱は、定規の収納場所が裏面となっていることがほとんどです。
定規が必要になる度に裏返すのは、発達障害児にとって負担になる可能性が高いです。

更に、筆箱を裏返すと、いつもとは逆の方向にふたを開ける必要が出て来ます。
発達障害児(特に自閉症児)は、いつもとは違う動きをすると、脳が混乱しやすいです。
脳に要らないストレスをかける事になりますので、2ドアタイプは避けておいた方が良いかと思います。

クツワ 筆箱 クラリーノ(1ドア)

開け閉めが簡単(気持ちに余裕ができる)

筆箱の開閉は頻度が高いですので、なるべく簡単な物がおすすめです。
先生に「鉛筆出して」と言われた時も、焦らず、気持ちに余裕が生まれます。

一番簡単なのは、マグネットタイプだと思うのですが、
好きなデザインが無かったり、ランドセルの中で開いてしまいそうで不安という場合は、
ロックのあるタイプや、ファスナータイプもあります。

これらが合うかは、お子さんの発達段階や、性格によるところが大きいです。

特に、少し先を見越して、1年生っぽくないファスナータイプの筆箱を検討される場合は、
お子さんが物を丁寧に扱うタイプでないと、しんどくなる可能性が高いです。

強引に開け閉めするので、壊れる頻度が高くなり、親子トラブルの元にもなります。
大らかなお子さんには、マグネットタイプかロックタイプをおすすめします。

ソニック 筆箱 アルロック SK-1029(1ドア)

絵柄がない(授業に集中できる)

私などは、好きなキャラクターでモチベーションアップさせてあげたい
気持ちになるのですが、好きなキャラクターや柄というのは、
どうしても、遊びたい気持ちを誘発させるものが多いように感じます。

よほど勉強に楽しみを見出している子供以外は、遊び > 勉強
だと思いますので、余計な誘惑は少ない方が幸せでしょう。

軽い(通学が楽)

発達障害のお子さんは、体のバランスを取る事が苦手な場合が多いです。
重たいランドセルを背負った場合、重心が上手く取れずに転んだり、
バランスを取るために必死になって、登校前に疲れてしまうことがあります。

すでに教科書や水筒で重たいとは思うのですが、筆箱くらいは、
多機能で重たいものより、シンプルで軽いものが、体への負担が少ないと思います。

1年生っぽくない物が使いたい(立派な成長)

素直な1年生は箱型を使ってくれることが多いと思いますが、
2年生、3年生となるにつれ、ポーチ型の筆箱など、おしゃれな物を使いたいと
言い始める子が出て来ます。

ポーチ型は、キャップが必須になるのと、勉強道具以外も入ってしまう柔軟さが
ありますので、学校生活がちょっと心配な子供には、持たせない方が良いと思います。

特に、不器用な子供の場合は、目的の物を探すのに手間取り、キャップの取り外しにも手間取る
ことになりますので、一気に授業のハードルが上がってしまいます。

ぽめ子

授業がしんどい

嫌いにさせたらゲームオーバー…は嫌なので、使いやすそうな物を選んでおきたい所です。

でも、もう少し大人っぽい筆箱を使いたい、その気持ちは立派な成長ですよね。

親子の信頼関係を築くために、子供の気持ちを無下にするのも良くないと思いますので、
1年生っぽくないけど鉛筆ホルダー付き、という歩み寄った物もご紹介しておきます。

ただし、これらはファスナーの開け閉めが苦にならないお子さん向きとなります。
ファスナーが面倒なタイプの子ですと、本人もしんどいですし、
強引な開け閉めによる破損が増えて、親子トラブルの原因に繋がります。

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